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相川まち
2021.12.14
【BORDERLESS佐渡共催イベント「相川京町お江戸まつり」当日レポ】まさにタイムスリップ体験!歴史文化を活かしたまちづくりの取組み
#京町通り

佐渡相川はBORDERLESS佐渡の拠点であり、言わずと知れた「佐渡金銀山のまち」。

現在、世界遺産登録に向けた取り組みや、地域を活性化させようとする活動が活発に行われており、新潟県や佐渡市のみならず、佐渡相川に住む住民が主体となって活動しています。

去る12月5日、まちづくりチーム「相川車座」主催のイベント『相川京町お江戸まつり』が開催されました。BORDERLESS佐渡はイベントの共催として参画。イベントの企画・運営全般に携わりました。

BORDERLESS佐渡が力を入れているのが、島外の人がまちづくりに関わってもらう場をつくるということ。相川のまちの人と外部のひとが一緒にまちづくりをしていくような場をプロデュースしています。

今回のイベントでも島外からきた人がお店を出店したり、イベント運営のお手伝いをしたりする「場づくり」を行いました。

今回は東京から訪れた、ナオちゃん(荒井さん)がイベントに参加。BORDERLESS佐渡主宰の雨宮さんの繋がりでイベントを知り、お手伝いをしながら参加することになりました。

前編に続き後編では、「相川京町お江戸まつり」当日をナオちゃんと一緒に楽しんできたのでレポートさせていただきます!

歴史的名所「旧相川拘置所」の雰囲気を活かしたアトラクション!

はじめてここを訪れたときは、おどろおどろしい雰囲気にちょっと怖く感じました……。
しかしそれほどのインパクトがある光景をみることができる施設が「旧相川拘置所」です。

 

この独特の雰囲気を活かして「忍者屋敷」にしよう!というコンセプトで、様々なアトラクションが用意されていました。

独房の中で、型抜き……(孤独な作業にはぴったり?)

両手にもった鈴を鳴らさないように平均台を渡る訓練!?笑

独房の中で、射的……

昔の人は、この場所がこんな風にイベントで使われるなんで思っていなかったでしょうね。笑

歴史的建造物の中でギャップを感じるような面白い体験をすることができました。

佐渡奉行所跡からの絶景を望みながら「鼓童」太鼓体験教室

 

世界で活躍する佐渡の太鼓芸能集団「鼓童」による太鼓体験教室が特別に開催されて参加しました。

教えてくれたのは鼓動代表の船橋さん!

船橋代表が教えてくれる太鼓教室というだけで贅沢だったのですが、太鼓教室が行われたロケーションも最高だったのです!

場所は佐渡奉行所跡の敷地内。
松の向こうには雄大に広がる日本海を見下ろすことができました。

 

江戸時代の奉行所だった場所で、鼓童の太鼓体験ができる…

なんて素晴らしい企画なのでしょう!!!

大人も子どももいい思い出になったことでしょう♪

佐渡奉行所の中では「落語」が行われました。

江戸時代からの伝統芸能を奉行所で見ることができるなんて・・・これまた貴重で贅沢!

ご紹介しきれませんが、他にはスタンプラリーやクイズラリーなどさまざまな歴史的建造物を活用した催しが行われました。

江戸文化を今も残す佐渡相川のまちだからこそ実現したものばかり。相川の歴史遺産のすばらしさを感じるとともに、これを活用するアイデアを出して実現させた人達に、とても感服いたしました。

お江戸の食めぐり♪

 

飲食ブースもたくさん出店されていました!

個人的にいちばん楽しみにしていたのがコチラ。

相川で伊藤酒店を営む小杉俊二さんがつくる「ちゃんこ鍋」です。

小杉さんは元・新日本プロレスでプロレスラー!

当時「寮長」だった小杉さんは、こだわりの「ちゃんこ鍋」を作られるとのことで、今回満を持し出店されました。

やはり期待通り・・いや、想像のはるか上を行くおいしさ!!!

身体の芯からあたたまる「ちゃんこ鍋」

お昼時の早い時間で売り切れとなっていました。

数日たった今でもあの味が忘れられません。(また食べたい……)

 

そしてお隣では、イベント前夜に「OKESA BAR BUNZO」で大人気となったスイーツと生ハムのお店を、新潟市・長岡市からやってきたアヤさん&かすが君が出店!

 

お客さんが自ら生ハムをカットでき、この日も大人気でした!

島外の人がイベントに出店し、一緒に盛り上げることはBORDERLESS佐渡が行いたいことのひとつ。今回、それが見事に実現しました。

 

次は(も)鍋物のお店へ。

豚汁屋さんをやっているのは、WEBマーケティングなどを手掛ける会社『EDOPON(エドポン)』です。彼らは、関東から佐渡にやってきて起業した20代の若者たち。

実は現在準備中の「ふるさとオーナーズ」の活動で彼らの力を借りており、一緒に企画を進めているところです!

 

うまい!シンプルにうまい!!

彼らの熱い情熱がつまった、おいしい豚汁を堪能しました。

最近の佐渡には、彼らのような若い人たちがどんどん移住してビジネスをはじめているようです。

佐渡は若者と出会い、一緒に活動できるチャンスが多いのかもしれませんね。

過去と現代が融合した芸能イベント

 

相川京町お江戸まつりの後半では、「BUNZOおけさ会」による佐渡おけさの流しが行われました。

京町の通りの雰囲気にハマりまくる佐渡おけさの流し。

沿道のお客さたちも一緒に楽しんでいる様子がありました。

 

昔はこんな光景があったのかな・・・・・・

そんなふうに思えるほど、歴史を肌で感じるような光景を見ることができました。

お祭りのしめくくりは、JAZZライブ!

京町通りにある「京町亭」というカフェレストランにて、佐渡相川の有志で結成したジャズバンド「The Golden Fortunes」(ゴールデンフォーチュンズ)によるインストアライブが行われました。

窓の外は日本海に落ちていく夕日。

「The Golden Fortunes」のジャズ演奏in京町亭

定期開催にしてほしいほど、リラックスできる空間が作り出されました。

歴史を活かし、今を楽しみ、未来をつくる。

以上、「相川京町お江戸まつり」の一部をレポートいたしました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

まさに歴史や文化を活かした佐渡相川のまちづくりイベント。

佐渡相川の魅力は、歴史、文化、食、そして人。

その全てを肌で感じることができた、素晴らしいものでした。

このまちの未来に、人がたくさん増え、この日のような活気あふれるまちになることを想像させてくれるようなイベントでした。

 

これから本格的な冬を迎え、厳しい寒さが訪れる佐渡相川ですが、BORDERLESS佐渡は次なる取り組みに向けて準備中です。

「ふるさとオーナーズ」第一弾企画、「金の熟成酒プロジェクト」!

現在、オーナー募集開始に向けて準備中です。

今後も随時情報をお届けいたします。

 

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